●「車のメカニック」という仕事を選んだ理由は？
小さな頃から自動車が好きで、車に携わる仕事をしたいと思っていたからです。
●静岡三菱に就職を決めた理由は？
入社当時は県内で一番大きなディーラーで有った事、そして何より当時の採用担当の人柄そして熱心に惹かれ入社を決意しました。一生を左右するかもしれない就職先、やはりどこの会社にするか、どんな会社を選ぶか、迷う所は沢山有りますが、そういった熱心さが決め手となったりました。
●上司・先輩から学んだ事
プロとしての自覚・プライド・・・それらをしっかりと持って仕事に取り組む姿勢でしょうか。プライドが有るから逃げませんし困難にも立ち向かえるのですよね。
●仕事をしていて「やりがい」を感じる時は？
調子の悪い車を直せた時・・これは当然ですけど、お客様から「ありがとう」と言って貰えた時は思わず笑顔になる位嬉しく、また頑張る気になりますね。
●学生の方へ
私は社会人になってから、学生時代と違い一つ一つの事に責任を感じる様になりました。でも休日はサッカーをしたり、スノボーをしたりと結構楽しく過ごしています。社会人にとって一番大切なの事はメリハリだと思います。今年はメカニックとしてラリーにも参加でき様々な事を勉強できたと思います。メカニックとして車に接するだけでなく、実力とチャンスを掴めば世界の舞台にも行ける…静岡三菱はそんな感じの会社です。

●うれしかったエピソード
2004年のチュニジアラリーへディーラーメカニックとして参加したことです。
私たちのサポートするドライバー“ペテランセル”とパジェロのコンビが優勝した04年のWRC。その参戦経験は、思い出ではありません。今も私のなかに、仕事に生きています。
じつはあのとき、私たちの乗るアシスタントカーに、パーツ交換を要するトラブルが発生しました。でも交換品がなく、このままではサポートができない…そんな窮地を救ってくれたのがドイツのあるチーム。我が事のように関係者をあたり、ついにパーツを探し出してくれたんです。後で聞いたのですが、その昔、日本チームに助けられ、その恩返しの意味があったのですね。

帰国後、通常の仕事に戻ってから、今までにも増してお客様に親身になる自分がいました。ご要望をきめ細かく伺ったり、ご説明が丁寧になったり。私はWRCを通じて、信頼しあい、協力しあうような人間同士の絆みたいなもの、その尊さを学んだような気がします。もともとお客様との接点が多く、喜ばれたり感謝されたりするやりがいの大きい当社のサービス。その魅力も膨らみました。
クルマが好きで入社した僕ですが、今ではクルマと、クルマを乗る人が好き、と言えますね。